Gemini Robotics 2は、Google DeepMindが2026年7月30日に発表したロボット向け新AIモデル群だ。脚から指先までを一つのAIで動かす「全身制御」を初めて実現し、複数ロボットの協働にも対応する。
Google DeepMindは2026年7月30日、公式ブログでロボット向けAIモデル群「Gemini Robotics 2」を発表した。従来のGemini Robotics 1.5系は主に腕や手など上半身の制御が中心だったが、今回は脚・胴体・腕・指先を単一の学習済みポリシーで制御できる。複数ロボットがそれぞれの得意分野に応じてタスクを分担する「マルチロボット協働」にも対応した。パートナーにはApptronik、Boston Dynamicsなどが名を連ねる。
視覚と言語の入力をモーター制御へ直接変換するモデルで、ヒューマノイド全身の動作を一つのAIが担う。公式ブログによると、複数環境からの把持タスクの成功率は68.4〜76.3%とされる。
ER 2はロボットの推論を担うVLM(視覚言語モデル)。数分間のマルチステップタスク、人間との対話、複数ロボット間の連携判断を担い、数百の意思決定を含む長時間タスクの遂行を可能にした。
ロボット本体上でローカル実行できるよう最適化されたモデル。新しい機体への適応が数時間、通常200サンプル未満で完了するとされ、ネットワークに依存しない現場運用を想定する。
公式ブログによると、把持・配置タスクの成功率は74.2%、精密な挿入タスクでは89.6%に達した。料金は非公開だが、ER 2はAI Studioで開発者が試用可能。VLA・On-Deviceは早期アクセスパートナー向け、企業向けはEnterprise Agent Platformでプレビュー中だ。
製造業や物流倉庫では、ヒューマノイドロボットが人手不足の工程を補う動きが加速しそうだ。開発者はER 2を試せるため検証コストが下がる。教育分野や家庭用ロボット実用化への布石としても注目される。
Q1. いつから使えますか?
A. ER 2はAI Studioで試用可能。VLA・On-Deviceは早期アクセスパートナー向けで、一般提供時期は未公開。
Q2. 料金はいくらですか?
A. 公式ブログでは非公開。企業利用はEnterprise Agent Platformのプライベートプレビューで確認する。
Q3. ER 2とGemini Robotics 2の違いは?
A. Robotics 2はロボットの動作を生成するVLAモデル、ER 2は計画・判断を担うVLM(推論モデル)という役割分担だ。
Gemini Robotics 2は、ヒューマノイドの全身制御とマルチロボット協働を初めて実現したGoogle DeepMindの新モデル群で、ロボティクス分野における生成AI活用の転換点といえる発表だ。あわせて AIナビのAIサービス一覧・ランキング もご覧ください。
参照: Gemini Robotics 2 brings whole body intelligence to robots - Google DeepMind
参照: Google DeepMind、ロボット向けAIモデル群「Gemini Robotics 2」発表 - Ledge.ai
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
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